紫苑S 注目馬評価

重賞予想

2023年9月9日(土)に行われる、紫苑S(中山芝2000m)を予想していきます。

・予想の方針

秋華賞へのトライアルレースということで、3歳牝馬限定で行われる一戦。

舞台は小回り、直線の短い中山2000mということで、ある程度の先行力を持った馬が強いでしょう。

この時期の牝馬には距離の長い2000mに加え、急坂を2度超えるコースでもあるので、スタミナやパワーも要求されます。

秋競馬の開幕週で、この時期の中山は通常であれば高速馬場になりますが、週末は関東に台風が接近するということで、馬場はかなり悪くなるかもしれません。

その点も考慮に入れて予想をしていきたいと思います。

ヒップホップソウル

血統評価:S

父キタサンブラック、母父ファルヴラヴ

キタサンブラックは言わずもがな、今最も注目の種牡馬で、産駒に良質な切れを継承します。

そして現役時代のイメージのとおり、渋った馬場を得意とする産駒も多いです。

母父ファルヴラヴは最近私がひそかに注目している血統であり、少し前だとハープスター、ステルヴィオなんかが走っていましたが、直近ではウンブライル、ラーグルフが重賞でも好走しており、今年の新馬戦で強い勝ち方を見せたボルケーノも、母父がファルヴラヴでした。

ディープやカナロア、モーリスにキタサン、ルーラーシップと配合相手を選ばずに強い馬を出しているのが素晴らしいです。

ヒップホップソウルに関しては、戦績から見ても1600-2000あたりがベストだと思いますが、オークスでも人気以上に好走していたとおり距離適性は広めだと思います。

というか、今の時期に2000m以上を走れるスタミナを有している牝馬がそもそも少ないので、この馬は貴重なストロングポイントを持っていることになります。

不良馬場のフラワーCで好走しており、馬場は不問ですが、切れが活かせる良馬場の方が能力が発揮できるのではないかと思います。

枠順が内すぎるのが少し気がかりですが、最内枠からソールオリエンスを勝利に導いた武史騎手への乗り替わりなので、手腕に期待します。

とはいえ、このメンバーの中では能力最上位ですし、人気はすると思いますが評価は高めの一頭です。

グランベルナデット

血統評価:A

父キズナ、母父Wilburn

キズナ×エーピーインディ系の配合というダート馬を作るつもりなのかという血統。さらにストームキャット3×4のクロス持ち。

これが牡馬だったらパワー偏重になってすぐに芝からダートに移されていそうな気がしますが、この馬は牝馬なのでこの配合が良い方向に出たんでしょうか、切れはそこまでありませんが、スピードの持続力を活かした先行押し切りタイプの馬として成功しているようです。

キズナ牡馬とキズナ牝馬の違いはディープボンドとソングラインを思い浮かべてもらえれば分かりやすいです。かなり大雑把ですが、牡馬と牝馬で大体あのような違いが出ます。

距離適性はマイルよりは中距離で、中山2000はベストな舞台に思えます。

血統的にもパワー寄りのタイプだと思いますので、渋った馬場は苦にしないでしょう。先行できるのも道悪では強みになります。

馬柱を見ると1600mで2敗、2000mでは2勝でその2勝は中山、阪神と右回り・小回り・急坂コースが得意なようですね。

ヒップホップソウルの項でも書きましたが、現時点で2000mを苦にしないスタミナを有しているのはかなりのストロングポイントです。

注目なのが忘れな草賞の勝ちタイムです。1:59.2は同日に同条件で行われた競馬法100周年記念でセイウンハーデスが出した勝ちタイム1:58.9とコンマ3秒差です。もちろん斤量の違いはありますが、この時計は無視できません。

ただ、同じく人気サイドのヒップホップソウルと比較すると、戦ってきた相手のレベルが一段落ちますし、恐らく2頭で人気を分け合う形となると思うのでこちらの評価は少し下げます。

モリアーナ

血統評価:B

父エピファネイア、母父ダイワメジャー

この馬は母父のダイワメジャーが強く出て、早熟のマイラーという印象です。

マイルで瞬発力を活かすタイプなので、この舞台でどうかというのは疑問です。

直線の長いコースでこそ強い馬だと思いますので、距離、コース適性ともに合ってなさそうなこの馬は低めの評価とさせていただきます。

エミュー

血統評価:A+

父ハービンジャー、母父スペシャルウィーク

ハービンジャー産駒はスピード能力では一線級の馬に一枚劣りますが、全体的なバランスが良く、特に洋芝や道悪などのパワーを要する条件が得意です。

また紫苑Sの過去10年の結果を遡ると、18年にノームコア、17年にディアドラと2勝を挙げており、相性の良いレースだと言えます。

フラワーCでは後方から大外を回して差し切り勝ち。不良馬場を全く苦にしない走りでした。オークス以外はあまり長い距離を走っていませんが、あの勝ち方を見るに距離が伸びても問題はないでしょう。(むしろプラス材料ですかね)

枠も外枠を引けましたし、馬場や展開の恩恵を最も受けるのはこの馬でしょうか。不良馬場であれば直前に1番人気になってもおかしくありません。

個人的にはヒップホップソウルとグランベルナデットの間という評価で、差別化のためにA+としました。

キミノナハマリア

血統評価:S

父ハービンジャー、母父ヴィクトワールピサ

同じハービンジャー産駒のエミューより高い評価としているのは、母父が中山巧者のヴィクトワールピサである点です。

ここまでの戦績は府中での2敗を除けば中山、阪神、札幌、函館の1800~2000mのレースで(2-1-2-1)と抜群の安定感で、前残り馬場で出遅れてしまった芙蓉Sを度外視すると、3着内率100%です。

そして上で挙げた4コースはすべて右回り、コーナー4つ、短い直線と共通点が多く、求められる能力は似たようなものです。(中山、阪神は直線の前に急坂がありよりパワーが求められます)

もう少し外枠が欲しかったところではありますが、この馬は先行タイプなのでそこまで問題ではないでしょう。重馬場で二度走っており、二回とも馬券内と馬場が渋っても問題はありません。

さらに鞍上がルメール騎手に乗り替わりと、これ以上ないプラス材料です。

現時点では6番人気とそこまで人気しておらず、この馬から馬券を組み立てようと思っています。

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